ランチにおすすめ！ ボリューム満点塩抜きサラダ【塩抜きダイエット実践編㉚】

こんにちは。野菜料理家の庄司いずみです。

この連載では、「調理に塩を使わない」ことが唯一のルール、始めたその日に速攻で1㎏落ちる人も少なくない魔法のメソッド、塩抜きダイエットを紹介しています。

塩抜きで速攻体重が落ちるメカニズムはこちら。

そして実践テクニックや塩抜きレシピは、過去の記事でご覧くださいね。

塩抜きダイエットに初めてトライするときは、できれば丸1日、可能なら２日続けていただくのがベストです。

丸1日塩抜きすると0.5～１kgくらい、2日続けると１～２kg程度体重が落ちる方が多く、それくらい変われば体が軽くなり、効果を実感しやすいからです。

ですが、体重減を狙うのは二の次で、それよりもむくみを取りたい、体調を整えたいという場合は、「朝だけ」「ランチだけ」「夜だけ」など１食だけの塩抜きも有効です。

たとえば、夜にディナーの約束があるという日。

こってりと重たいものを食べるとわかっているなら、ランチは塩抜きメニューにしてもいいですね。備えあれば憂いなし。昼に塩抜きしておくと、ディナーで少々食べ過ぎてしまっても安心です。

ついでに野菜もしっかりとれるといいですね。野菜にはカリウムが多く含まれるので、水分代謝がよくなって、むくみ防止に効果的。

野菜たっぷりの塩抜きランチでおすすめなのは、ボリューム満点の「塩抜きサラダ」です。

サラダに使うドレッシングは、ふつうは酢と油、そして塩を混ぜてつくりますが、騙されたと思って塩を抜いてみてください。酸味で十分味がまとまり、「塩はいらないかも」と思うはず！　少々物足りなさを感じたときは、甘みを補うととってもおいしく食べられますよ。

ほかにあれこれ作るのが面倒なときは、野菜やフルーツ、穀物などをひとつのボウルに入れて食べる「ブッダボウル風サラダ」はいかがでしょう。

玄米やミックスビーンズが入っていてボリュームがあり、栄養バランスもバッチリです。もちろん味も、塩なしでしっかり満足できるおいしさですよ。
 

●玄米のブッダボウル（１人分）

具材にレーズン、ドレッシングにメープルシロップ。甘みを効かせるのが、塩抜きでもおいしく仕上げるコツなのです。

お次は、温野菜にこくのあるソースをかけていただくインドネシア料理「ガドガド」をイメージしたサラダ。

厚揚げといろいろな野菜をあわせて、特製のねりごま豆乳ドレッシングをたっぷり回しかけます。このドレッシングが絶品で、野菜をもりもり食べられますよ。
 

●ガドガド風サラダ（１人分）

ドレッシングにねりごまが入っているので、かなり濃厚。味付けはレモンとラー油、にんにくでしっかりまとまりますが、物足りなく感じる場合は、砂糖かメープルシロップを少々加えて甘みを足してもいいですね。

最後はキヌアがたっぷり入ったボリュームサラダ。

ドレッシングにはトマトが入っています。トマトの甘みと旨みで、塩気なしでも大満足のおいしさですよ。

●キヌアと油揚げのトマトドレッシングサラダ（１人分）

いかがでしたか？

どのサラダもドレッシングがおいしさの秘訣。野菜や具材はアレンジ自由。お出かけの日のランチにぜひお試しくださいね。

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【ご注意】
塩分は血圧を一定に保ったり、筋肉をスムーズに動かしたりと、人間にとって欠かせないものです。塩抜きダイエット中であっても、汗をかいたら水分と塩分を適度に摂ることが重要です。特に熱中症が心配な時期は体内の塩分が不足しないようご注意ください。また、すでに塩分をコントロールしている方や、水分やカリウムの摂取を制限されている方、健康に不安のある人は主治医に相談してから行ってください。

※記事の情報は2021年11月30日時点のものです。