しみわたるおいしさ! きのこを使ったお腹すっきり塩抜きおかず【塩抜きダイエット実践編㉖】

うまみたっぷりのきのこは、塩抜きダイエットにぴったりの食材。低カロリーで食物繊維が豊富、おまけに免疫力アップも期待できて、いいことだらけ。今回は、そんなきのこを使ったとっておきの塩抜きレシピを3品紹介します。

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こんにちは。野菜料理家の庄司いずみです。

この連載では、「調理に塩を使わない」ことが唯一のルール、始めたその日に速攻で1㎏落ちる人も少なくない魔法のメソッド、塩抜きダイエットを紹介しています。

塩抜きで速攻体重が落ちるメカニズムはこちら

そして実践テクニックや塩抜きレシピは、過去の記事でご覧くださいね。

低カロリー&デトックス効果も! きのこはダイエットの強い味方!

さて、今日ご紹介する塩抜きメニューの主役はきのこです。

きのこといえばダイエット中の強い味方。なんといってもまず低カロリー。その上、食物繊維たっぷり。お腹の中からのデトックスにも役立ちます。

塩抜きダイエットは、カロリーを気にするダイエット法では決してありませんが、これまでご紹介してきた塩抜き料理もきのこをつかったものは多かったはず。

なぜならきのこはうまみが多く、塩味を使わない料理でも、グッとおいしくしてくれるから。たとえばこの回で紹介したキーマカレーや、この回のチヂミなども、「おいしかった」と感想をいただく人気メニューですが、いずれもきのこのうまみがあればこそ。きのこなしだと、少しものたりない仕上がりになってしまうのです。

また、きのこといえば免疫アップ。βグルカンなどの成分が免疫力を高めてくれます。

今回はそんなきのこをたっぷり使った塩抜きメニューをご紹介しましょう。

塩抜きとはいえ、しっかり味を感じるものばかりなので、「塩抜きデーと決めた日だけどちょっとお酒を飲みたくなった」なんてときにも活躍してくれるレシピです。

きのこの塩抜きレシピ①|舞茸とにんにくの塩抜きカレーそぼろ

舞茸とにんにくの塩抜きカレーそぼろ

こちらは舞茸を使ったカレー味のそぼろ風。

カリッと焼いた油揚げにのせていますが、茹でキャベツやレタスで巻いて食べてよし。冷たい麺とからめたり、冷奴にのせてもいい、万能のふりかけ風です。味付けはカレー粉とレモン果汁のみですが、しっかり水分を飛ばすと冷蔵庫で5日は持つので、塩抜き常備菜としても優秀です。
 

●舞茸とにんにくの塩抜きカレーそぼろ(作りやすい量)

材料

  • 舞茸 1パック(あらみじん切り)
  • にんにく 10g(みじん切り)
  • 適量
  • カレー粉 小さじ1/2
  • レモン果汁 小さじ1

作り方

  • 油を熱して舞茸とにんにくを炒める。
  • 舞茸から出る水分が煮詰まったらカレー粉とレモン果汁で味をつけて火を止める。

きのこの塩抜きレシピ②|塩抜きのピリ辛きのこ

塩抜きのピリ辛きのこ

これも同じくふりかけ風。こちらはピリリとパンチの効いた大人味です。

写真ではスライスして茹でたさつまいもにのせていますが、ピリ辛キノコと甘いさつまいもが最高の相性で、本気で塩味は必要ありません。さつまいもではなく、じゃがいもや里芋などにアレンジしてもいいですね。こちらも冷蔵庫で5日は持ちます。
 

●塩抜きのピリ辛きのこ (作りやすい量)

材料

  • えのきだけ 200g(石突を落としてみじん切り)
  • しいたけ 100g(石突を落としてあらみじん切り)
  • ごま油 小さじ2
  • 30g
  • くるみ 20g(粗みじん切り)
  • ドライプルーン 2個(粗みじん切り)
  • しょうが 5g(みじん切り)
  • メープルシロップ 5g
  • 韓国唐辛子 小さじ1/4

作り方

  • 材料全部をフライパンか小鍋でしっかり炒りつける。
  • きのこから出てくる水分が飛んだら火を止める。
  • 茹でたさつまいもなどにのせてどうぞ。

きのこの塩抜きレシピ③|きのこの豆腐バーグ

きのこの豆腐バーグ

こちらはきのこを使ったメインディッシュです。いつものお豆腐バーグにたっぷりの椎茸をいれると、うまみたっぷりバーグになるのです。

しいたけはみじん切りではなく、豆腐と一緒にフードプロセッサーにかけるのもみそ。魚のすり身にも負けない旨味に驚きますよ。

連載のこの回で紹介したケチャップ風やチリソース風をあわせてもいいですが、写真のようにフレッシュトマトのソースをあわせると、野菜もたくさんとれていいですね。
 

●きのこの豆腐バーグ (1人分)

材料

  • ▼(A)    
  • ・木綿豆腐 100g(水切りする)
  • ・しいたけ 50g(石突を落とす)
  • 切り干し大根 5g(洗ってみじん切り)
  • 片栗粉 大さじ1/2
  • 適量
  • ▼(B)   
  • ・プチトマト 6個(4等分に切る)
  • ・オリーブオイル、レモン果汁 各小さじ2
  • ・バジル(フレッシュ) 少々(みじん切り)
  • ・コショウ お好みで

作り方

  • Aの材料をフードプロセッサーにかけ、ボウルにうつす。
  • 1に切り干し大根と片栗粉を混ぜ、バーグ型に成形する。
  • フライパンに油を熱して2を焼き、裏返したら蓋をして蒸し焼きする。
  • 蓋をとって両面焼き目をつけたら火を止める。
  • 皿に盛り、混ぜたBをかける。

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いかがでしたか?

きのこのうまみ成分のおかげで、塩味がなくてもしっかりと味を感じられるレシピばかりです。

おいしくて驚くほどの塩抜きおかず。ぜひお試しください。

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料理監修:庄司いずみ
出版社:マキノ出版
880円(税込)
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【ご注意】
塩分は血圧を一定に保ったり、筋肉をスムーズに動かしたりと、人間にとって欠かせないものです。塩抜きダイエット中であっても、汗をかいたら水分と塩分を適度に摂ることが重要です。特に熱中症が心配な時期は体内の塩分が不足しないようご注意ください。また、すでに塩分をコントロールしている方や、水分やカリウムの摂取を制限されている方、健康に不安のある人は主治医に相談してから行ってください。

※記事の情報は2021年7月30日時点のものです。

庄司いずみさんのロングインタビューがこちらで読めます【Aktio Note】 

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