【塩抜きダイエット実践編④】効果がイマイチでない時の裏技!

「塩抜きダイエット」で1日1㎏、2日で2㎏も夢じゃない! 夏にとり過ぎた水分が身体にたまっている秋口は、塩抜きダイエットの効果が出にくい時期。今回はそんなイマイチな時の奥の手をご紹介します。

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秋口は塩抜きダイエットの効果が出にくい時期

こんにちは! 野菜料理家の庄司いずみです。

この連載では、人気のダイエットメソッド、1日1㎏、2日で2㎏減も夢じゃない、塩抜きダイエットを紹介しています。

「調理に塩をつかなわい」

ルールはそれだけ、あとは自由! 食べ過ぎたって、甘いものや糖質、揚げものを食べてもいいというのがすばらしい。

詳しくは連載1回目の理論編2回目3回目4回目の実践編で復習していただきたいのですが……。

塩抜きダイエットにトライしても、効果がイマイチ出ないこともあります。

もともとむくみやすい人が、むくみやすい時期、たとえば月経前などホルモンのバランスで水分をため込みやすい時期に実践しても、「思ったほどでは……」ということもあります。

また、季節の影響も実は大きい。

私のスタジオでは1~2ヶ月に1度のペースで、年中塩抜きダイエットクラスを開催していますが、「今回はイマイチだった」という声が多いのが、梅雨時、そしてまだ暑さが残る秋口の頃なのです。

梅雨時は湿度が高いのに、気温は不安定。暑さでバーッと汗をかくほどでもなく、身体から水分を出しにくい人が多いよう。

そして秋口。

ちょうど今頃の季節ですが、夏場にとりすぎた水分が身体にたまっている上に、朝夕がすずしくなって食欲が戻って来るから、さぁたいへん! 消化力は落ちているのに食べすぎが続くと、排出機能が乱れます。

これまでの連載で、塩抜き料理がまずくなく、「案外イケるな」と実感してくださっている方も多いとは思いますが……。

工夫や努力をしているのに、効果がイマイチというのはあまりに切ない。だから、今回はそんなときの奥の手をご紹介しましょう。

【効果UPの裏技①】豆類でタンパク質をしっかりとる!

豆類

まずは、タンパク源の見直しです。

塩抜きダイエットは決して、肉や魚がNGというダイエット法ではないのですが、肉、魚はそのものがナトリウム多く含みます。魚や肉をグリルして、オイルをかけたり、レモンを絞るだけでも美味しいですが、それもナトリウムのなせるワザ。

かまぼこや塩辛、ハム、ベーコンなどの加工食品はもちろん塩抜きダイエットデーにはNGですが、加工食品以外も、肉魚は控えめにしたほうが無難。

特に貝類はナトリウムがとても多く、たとえばはまぐりは100g中780mg、あさりは870mgものナトリウムを含みます。参考までにベーコンで800mgとあまり変わらないのだから、いかに貝類に多く含まれているかがわかります。

「じゃあ、塩抜きダイエット中のタンパク質はどうしたら?」と思うでしょうか。

豆です! 豆を食べましょう!

豆はいずれもナトリウムはグーッと控えめ。たとえば茹でひよこ豆は100g中5mg、茹で大豆は1mgのナトリウムしか含みません。

そのうえ豆の仲間は、余分なナトリウムを体外に追い出してくれるカリウムが豊富。身体にため込んだ水分を追い出してくれる強い味方です。

【効果UPの裏技②】ベジドレッシングで野菜をモリモリ

カリウムが多いといえば、野菜ももちろん!

野菜をモリモリ食べると、カリウムパワーで水分排出力が高まりますが、カリウムは水溶性のため、洗ったり、調理の行程で失われてしまいます。

生でたっぷり食べるのがいいのですが、サラダは案外かさがとれないので、そのサラダにかけるドレッシングも野菜で作ってしまいましょう。

ベジドレッシング

写真は3種の野菜のドレッシング。

緑色のものはきゅうりのドレッシング。きゅうり30g、セロリ10g、オリーブオイル1/4カップ、酢大さじ2をフードプロセッサーにかけるだけ。これで1/2カップ分のドレッシングになります。

黄色のドレッシングはきゅうりのかわりに生のコーン、赤のドレッシングはきゅうりのかわりにトマトを使い、あとは同じ材料でOKです。

塩抜きですから、ドレッシングには塩は入れません! 普通は上記のレシピに少々の塩を入れるでしょうが、塩抜きデーには塩抜きで。物足りないかと思いきや……。野菜の風味と酢の酸味で物足りなさは感じないはず。

生野菜に、ノンソルトのベジドレッシングをたっぷりかけてモリモリとどうぞ!

低ナトリウムでカリウムたっぷりの豆や、やはりカリウムの多い海藻類をトッピングするとさらによし、です。

ノンソルトのベジドレッシングのテクニック、覚えておくととても便利。「そもそもサラダに塩いらなかったんじゃ?」と思うほどの普通のおいしさ。それで塩抜きできて、水分排出効果を高めるカリウムがたくさんとれるのだから素敵です。

【効果UPの裏技③】野菜や乾物の炊き込みごはん

塩抜きダイエット中、しかも効果がイマイチ出ないとなると、ごはんも控えたくなるのが人情ですが……。

大丈夫! しっかりとどうぞ。

効果をスピードアップしたいなら、ただのごはんより、野菜や乾物の炊き込みごはんがおすすめ。

野菜や乾物の炊き込みごはん

写真は里芋と乾物の炊き込みごはん。

里芋はカリウムがとても多い野菜。さらに乾物類はカリウムも多い上、うまみたっぷり! 炊き込みごはんに加えれば、しょうゆや塩を入れなくても、十分なおいしさです。

作り方を簡単に。

米一合に里芋100g、これは一口大に切り分けて。切り干し大根5g、芽ひじき5g、スライス干し椎茸も5gほど。乾物類はサッと洗うだけで炊飯器に入れます。あとはいつも通り水加減して炊飯すればOKです。

「戻さないの?」と驚くかもしれませんが、大丈夫です。炊いている間の水分で、炊きあがりには乾物もふっくら。うまみが逃げないから、塩味なしでも美味しく炊きあがります。さらに戻さないからカリウムも溶け出さず、なおよし、なのです。

【効果UPの裏技④】「切り干し茶」で最後のひと押し

乾物といえば……。

切り干し大根

中でもイチオシは切り干し大根です。

切り干し大根のカリウム量は、100g中3500mg、海藻類などと並び、食品の中でもトップクラスの含有量です。食物繊維や鉄分もギューッと凝縮されていて、デトックス効果も抜群です。

マクロビオティックの食事法では、体内にたまった古い脂肪を溶かす効果もあると言われるくらい、パワフルな食材。

サラダに入れたり、煮物に加えたり、汁ものに入れるのもおすすめですが……。

どうにもこうにもむくみが取れない。塩抜きしても効果がでない。そんなときの最終手段をご紹介しましょう。

切り干し茶

「切り干し茶」です!

切り干し大根ひとつかみを鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れ、10分くらい煮出します。これを漉して飲むだけ。一日コップ一杯が目安です。

これだけで、驚くほどお手洗いが近くなるのです!

夜には飲まない方がいいくらい。夜中お手洗いで目が覚めて、熟睡できないかもしれません。

「塩抜きしたのに効果がイマイチ、体が重い」。そんなときの救世主。最後のひと押し。ぜひぜひお試しくださいね。

次号では、食欲の秋、新米もおいしい季節。モリモリ食べても安心の塩抜きごはんメニューを紹介します。お楽しみに!

【ご注意】
塩分は血圧を一定に保ったり、筋肉をスムーズに動かしたりと、人間にとって欠かせないものです。塩抜きダイエット中であっても、汗をかいたら水分と塩分を適度に摂ることが重要です。特に熱中症が心配な時期は体内の塩分が不足しないようご注意ください。また、すでに塩分をコントロールしている方や、水分やカリウムの摂取を制限されている方、健康に不安のある人は主治医に相談してから行ってください。

※記事の情報は2019年9月26日時点のものです。