生みの親が明かす! なぜハーゲンダッツ「クリスピーサンド」は日本で生まれ、世界で愛されているのか?〈PR〉

2001年の誕生以来、愛され続けているハーゲンダッツの「クリスピーサンド」。その生みの親と、1月28日発売の新商品「ザ・キャラメル」の開発者にインタビュー。知られざる開発秘話に迫ります。

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お話をしてくれたのはコチラのお二人!


大橋 厳太さん
ハーゲンダッツ ジャパン/生産本部 生産第2部 マネージャー
「クリスピーサンド」開発プロジェクトメンバーの一人。現在は生産本部の担当マネージャーとしてクリスピーサンドに関わる


太田 香織さん
ハーゲンダッツ ジャパン/ブランド戦略本部
クリスピーサンド「ザ・キャラメル」の企画開発担当

構想7年。「タコス」をヒントに生まれた「クリスピーサンド」

――まずは「クリスピーサンド」の開発当時のお話をお聞きしたいと思います。そもそもどうやってスタートしたのですか?

大橋 クリスピーサンドはプロジェクトをスタートしたのが1994年で発売が2001年なので、完成までに7年かかりました。当時は、ミニカップやバー、パイント(473ml)、バルク(業務用)といった、形状としては普通のアイスクリームしかなかったんです。じゃあ「世の中にないものを出してみよう」「お客様に驚いてもらおう」ということで「wow!(ワオ!)プロジェクト」というのが発足したんです。コンセプトを作るチームと中身を作るチームが一緒になり、私を含め5、6人でチームを作って。そこでいろいろとアイデアを出し合い、製品化された一つが「クリスピーサンド」です。

――どのように形にしていったのですか?

大橋 まずどういったものを作るかを決めるために、市場調査として、お菓子に限らずいろいろな食べ物をみんなで手分けして買って来て、食べて意見を言い合いました。その中にアメリカンタコスがあって。

当時、モナカアイスやクッキーサンドアイスは湿気ていて当たり前だったんですけど、「このタコスのようなパリパリの食感を保てたら面白いよね」という話になり、盛り上がっていったのが始まりですね。


――始まりはタコスですか! 確かにクリスピーサンドのあのサクサク感はなかなか他のサンド系アイスにはないですよね。

大橋 いつ食べてもサクサクな状態で楽しめるというのは、一番のこだわりですね。ウエハースに水分を吸わせないようにするのがなかなか難しくて、ものすごく苦労したんですよ。じゃあ何でそうなっているかというと、企業秘密なのでお教えできないんですけど……すみません(笑)。社内でも知っている人は少ないと思います。

――やはり企業秘密(笑)。でも、タコスをヒントにしたというのは、「形」というよりも「食感」のほうだったんですね。

大橋 食感ですね。でも、形も試作段階では何パターンかあって、最初はタコスの形状をそのまま再現するという話もありました。けれど、いろいろと試行錯誤する中で、食べやすさや作りやすさ、見た目の美しさなどを考えて改良していき、最終的にこういう形になりました。

クリスピーサンドはタコスがヒントに


――発売までの7年で、特にどんなところに苦労しましたか?

大橋 ずっと苦労しっぱなしだったんですけどね(笑)。工場などの設備開発も、いきなり大きい工場を作るわけにはいかなかったために、まずは簡易的な設備を作って、そこで作ったサンプルをテスト販売してという流れだったので、時間はかかりましたね。

――当初の計画よりも延びてしまって、7年かかったということですか?

大橋 ハーゲンダッツ ジャパンとして初めて開発したミニカップの「グリーンティー」は7年かかっているので、それ以上はかかるよね、というようなスタンスでした。とにかくこだわり抜いて、納得するまで出さない、というところが、ハーゲンダッツらしさであり自慢でもありますからね。

クリスピーサンドの生みの親、大橋 厳太さん
クリスピーサンドの生みの親、大橋 厳太さん

日本での大成功を受けて、「クリスピーサンド」は世界へ

――苦労の末に生み出した「クリスピーサンド」は、いまや世界で販売されていますよね。

太田 どこまで販売しているのかはわからないのですが、フランスの工場で作っている製品が、ヨーロッパやアジアなどいろんな国で販売されています。

日本生まれのクリスピーサンドは、いまや世界で愛されるクリスピーサンドに


――海外の方にとっても、「クリスピーサンド」の登場は驚きだったんでしょうか?

大橋 実はこれ自慢なんですけど、「クリスピーサンド」が日本ですごく売れて、いい開発をしたということで、親会社(ジェネラル・ミルズ)の一番いい賞をとって表彰されたんです。表彰した以上はジェネラル・ミルズの方でもやらなきゃいけない、ということでフランスのアラスから担当者が研修にやって来ました。質問攻めでしたよ(笑)。「これはなんで湿気らないんだ」「どんな原料を使っているんだ」とか。来た時もずっとつきっきりでしたし、帰ったあとも毎日メールでドワーッと質問が来るんです。ああ、帰れない……みたいな(笑)。ものすごく大変でした。

――販売する国によってフレーバーも違うんですか?

大橋 最初は日本と同じキャラメルフレーバーからスタートして、あとは各地域の市場にあったものを作って売っています。日本は完全に独自で進めています。

――開発をされていた時は、世界で販売されたり、こんなに長く愛されると思っていましたか?

大橋 あまり先のことは考えていなくて、「(プロジェクトが)ようやく終わったー!」と思っていたんですよ(笑)。そうしたら、おかげさまで欠品するぐらい人気になって、次も作らなきゃいけないんだ、って思いました。そのあといろいろなフレーバーを新しく開発もしましたし、後輩も新しいのを考えて出してくれるようになっていきましたけど、こんなにロングセラーになるなんてまったく考えてもいなかったですね。気づいたら20年近くも経っていました(笑)。

でも、途中から私は開発から抜けているので、後輩たちがサイズを小さくして食べやすくしたり、ソースや具材を入れられる設備に改良してくれたりして、今に至ります。だから、20年続いたのはみんなが頑張った結果です。

開発当時を振り返る大橋さん

幻の第一弾フレーバーを経て、“たまたま”誕生したキャラメル

――クリスピーサンドのキャラメルフレーバーはどのように誕生したんですか?

大橋 第一弾として発売したのはキャラメルだったんですけど、実はその前にまったく違うフレーバーを開発していたんです。そのテスト販売が終わって「いける」ということで本格的に工場を建て始めたんですけど、工場が建ってから再度テストしてみたら、なぜか結果がすごく悪くて。味に対する反応がいまいちだったり、形もいまより大きくて分厚かったため食べづらかったり……。

本当は初回のテストでそういう結果が出ていればよかったんですが、工場が出来てからそういう結果になってしまって、慌てていろいろ改良を重ねたんですけどいいアイデアが浮かばなくて。もう、この設備を使って違うものを考えろ、みたいな無謀なことを言われて、これは終わったな……と感じましたね。

――なんと……!

大橋 それでも何とかしなきゃいけない、ということでもう一回考え直していた時に、たまたま当時の副社長が「そもそもこのウエハースの良さってなんだっけ?」みたいな話をされて。「香ばしいよね」「それに合うアイスって何だっけ?」みたいな話から考えていったら、当時ハーゲンダッツに「ドルセ・デ・レチェ」というキャラメルのアイスクリームがあって「それと合うんじゃない?」みたいな話になったんです。

当時私はクリスピーサンド以外の商品の開発もやっていて、本当にたまたまなんですけどキャラメルアイスも持っていたし、キャラメルのコーティングも持っていたんですね。すぐ試作をして、研究所から本社に持って行ったら、ちょうどアメリカの本部の人間も出席する会議があって。普通ならありえないんですけど、「もう出しちゃえ!」みたいな流れになって、その会議に出して食べてもらったら、「これはすごくいい」「みんながハッピーだ、これは!」みたいな感じになって。そんな神がかり的なことがあって、うまくいったんです。

ハーゲンダッツ クリスピーサンドの第一弾として2001年に発売された「キャラメル」

――“たまたま”が重なってできたとは。今やクリスピーサンドの顔といえばキャラメルですよね。

大橋 自分でもびっくりしています。アイスクリームといえばバニラやストロベリー、チョコレートだと思うんですけど、ウエハースの香ばしさとキャラメルがうまくマッチしてくれて。そこは今でも不思議に思います。

「クリスピーサンドとは?」に立ち返って開発した、キャラメルフレーバーの“決定版”「ザ・キャラメル」

2020年1月28日に発売される「ザ・キャラメル」


――2001年の「キャラメル」以降、2010年、2014年、2017年、そして今回の2020年とリニューアルしているクリスピーサンドのキャラメルフレーバー。ここからは、今回新発売される「ザ・キャラメル」のお話を中心におうかがいします。まずはそのネーミング。勢いを感じますね。

太田 やっぱりクリスピーサンドの良さを一番生かせるフレーバーがキャラメルで、そのキャラメルの本当に原点というか、決定版みたいなものを出したいという思いで、「ザ・キャラメル」と付けました。社内でも「『ザ・キャラメル』って言うと最後みたいに見えるけど、本当にそれでいいのか」といった話はあったんですけど、一番合ったネーミングだと思ったので、お許しをいただきました。

「ザ・キャラメル」の開発を担当した太田香織さん
1月28日発売のクリスピーサンド「ザ・キャラメル」の担当をしている太田 香織さん


――前の「キャラメルクラシック」からどのように変わりましたか?

太田 前のキャラメルは、カラメルの苦味も感じられる大人な味わいでしたが、今回は甘くてミルキーで、すごくストレートなキャラメルの味になっているかなと思います。

――味を決める際に、そのときの流行も関係してきますか?

大橋 それもあると思います。私が開発していた当時は、生キャラメルとかドルセ・デ・レチェとか、激甘ブームだったんですよ。なので、私が作った初代「キャラメル」は激甘系でしたね。

太田 三代目(2014年リニューアル)の「キャラメルクラシック」はほのかに苦味も感じられる大人なフレーバーだったんですけど、その時はそういう大人めなキャラメルがパティスリーとかで使われるようになってきていたので、大人っぽい味にしたそうです。

そこから今回は、「キャラメルの良さ、クリスピーサンドの良さって何だろう」と考えて。チョコレートコーティングもあってアイスもある、そういう濃厚な食べ応えもクリスピーサンドが支持されている理由なんじゃないかと思ったんです。そこで基本に立ち返って、その濃厚な甘さを表現した方がいいのかもということで、今回はストレートにミルキーな甘さを表現したフレーバーに変えました。

――キャラメルのように人気のフレーバーでも、変えていくことは必要なんですね。

太田 お客様の嗜好も変わられていきますし、常に同じものだと「ずっとあるなあ」という感じで終わってしまうと思うので、より多くのお客様に召し上がっていただくためにも、「クリスピーサンドとは何か?」を念頭に置きながら、変えていくことは必要かなと思います……が、いかがでしょうか?(と、大橋さんのほうをちらっと向く)

大橋 その通り! 100点!

――(笑)大橋さんとしてはいかがですか? そうやって後輩の方たちが「クリスピーサンドとは?」と考えながら新商品を送り出していることについては?

大橋 大変だろうな~って他人事(笑)。もう私が口を出すのはね……、(クリスピーサンド誕生から)20年近く経っていますから。私は開発担当者を信じていますので、今は彼らが企画してきた味をしっかり製品化することに集中したいなと思っています。

――今回、パッケージの印象も随分変わりましたね。

太田 フレーバー エクスペリエンスと呼んでいるんですけど、そのフレーバーを食べた瞬間の体験や気持ちをパッケージデザインで表現しています。

「ザ・キャラメル」はキャラメルのミルキーな甘さを表現しているパターンを入れています。 また、2019年の6月からパッケージを順次変えており、コーポレートカラーも少し変わっています。

――どんな体験ができるのか、たくさんの方に実際に食べて確かめてもらいたいですね。今回は、なかなか聞けない「クリスピーサンド」秘話をたくさん教えていただきありがとうございました。

大橋さんと太田さんのツーショット


■DATA
商品名:ハーゲンダッツ クリスピーサンド「ザ・キャラメル」
価格:295円※(希望小売価格・税抜)
※希望小売価格のため、実際の店頭での売価は異なる場合がございます。
発売日:2020年1月28日
販売先:全国のスーパーマーケット、コンビニエンスストア、デパート他
公式サイトはこちら

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応募期間2020/1/28(火)~ 2/10(月)
発券期間:2020/1/28(火)~ 2/16(日)
商品引換期間:2020/1/28(火)~ 2/17(月)
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※この記事の情報は2020年1月28日時点のものです。

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