今大注目の「プラントベースミート」試食会レポート!

牛、豚、鶏、羊に続く新たなお肉とは? オランダ発「ベジタリアンブッチャー」社の新商品をいち早く試食してきました!

メインビジュアル:今大注目の「プラントベースミート」試食会レポート!

「プラントベースミート」という耳慣れない食材の新商品先行試食会があると聞きつけて、会場である池袋の焼き肉店「Butamajin」に向かった唐揚げ好き編集部員。そこで待っていたのは、「肉」に対する新しい見方と、これからの「食べる」を考えさせられる、驚きの出会いでした。
 

「プラントベースミート」とは?

ところで、「プラントベースミート」という言葉、聞いたことはありますか? プラント(植物)由来の肉という意味で、牛、豚、鶏、羊などのお肉に続く、新たな肉のカテゴリとして今注目の食材なんだそうです。主な原料は大豆などに含まれる植物性たんぱく質。健康志向の高まりやインバウンド需要、環境問題などを背景に、日本でもここ数年でぐんと注目が集まっています。
 

オランダ発「ベジタリアンブッチャー」社の新商品を先行試食

今回のイベントは、自身もベジタリアンである野菜料理家・庄司いずみさんが主宰する「ベジタリアン・キュイジーヌ・サロン」が企画したもの。試食会ではヨーロッパで広いシェアを誇るオランダのプラントベースミート会社「ベジタリアンブッチャー」社の日本初上陸商品を発売前に食べられるとあって、会場にはベジタリアン料理に興味のある方や食の仕事に携わっている方など様々な顔ぶれが集まっていました。

試食しながらのトークセッションでは「ベジタリアンブッチャージャパン」代表取締役の村谷幸彦さんも登壇。
試食しながらのトークセッションでは「ベジタリアンブッチャージャパン」代表取締役の村谷幸彦さんも登壇
庄司さんと村谷さんのトークに興味深々で耳を傾ける参加者たち。
庄司さんと村谷さんのトークに興味深々で耳を傾ける参加者たち

人生初のプラントベースミートは、食べるとほぼ「お肉」でした

ランチコース仕立てでプラントミートを試食

試食会はお昼に開かれたので、メニューはスープにサラダ、前菜、メインのランチコース仕立て。もちろん、すべてのお料理に動物性食材は一切使われていません。でも、そうと分かっていながら、料理の見た目からはとてもそうは思えないほどの肉々しさ!

ミンチを再現した「Vegan No Mince」。解凍後そのまま使用
ミンチを再現した「Vegan No Mince」。解凍後そのまま使用
豆腐サラダにトッピング
豆腐サラダにトッピング

しかも見た目だけでなく、食感も味もふつうのお肉とほとんど遜色なし。特にソーセージを再現したプラントベースミートは、スモークの香りまでまとっていて実にリアル! 植物性と言われても「ほんとに?」と思わず疑ってしまいたくなるほどです。筆者は今回がプラントベースミート初体験でしたが、知らない間に時代はここまで来ていたのか、と驚かされました。このクオリティならお肉好きも十分満足できそうです。

参加者からも「美味しい!」と大絶賛だったソーセージ入りのオニオンスープ
参加者からも「美味しい!」と大絶賛だったソーセージ入りのオニオンスープ


今回試食させていただいた5種類のプラントベースミートは、ベジタリアンブッチャージャパンの公式HPから購入可能とのこと。

右上から時計回りに「No Chicken Patty」「Vegan No Mince」「No Chicken Nugget」「Smoke Hot Dog」「No Chicken Chunk」
右上から時計回りに「No Chicken Patty」「Vegan No Mince」「No Chicken Nugget」「Smoke Hot Dog」「No Chicken Chunk」

今回会場となった池袋「Butamajin」ほか、様々なレストランでも一部の商品がすでに導入されているようです。お肉が大好きで、ベジタリアン料理には興味がないという人にこそぜひ体験してほしいプラントベースミート。この美味しさなら、お肉の選択肢のひとつとして「植物性」が当たり前になる日も近いかもしれません。

ベジタリアン料理で、「食べる」をもっと自由に楽しく

ベジタリアントークで盛り上がる参加者たち
ベジタリアントークで盛り上がる参加者たち

せっかくの機会なので集まった参加者に、なぜベジタリアン料理に興味を持ったのか訊いてみたところ、「もともとお肉が苦手」「産後の体調の変化がきっかけ」「健康・美容維持のため」「環境のことを考えて」など理由は人それぞれ。でも多くの参加者が、「食材の選択肢が増えることで、いろんな価値感をもった人と、同じテーブルを囲める世の中になってほしい」と願っているのがとても印象的でした。

あと今回の試食会でもうひとつ感じたのは、「ベジタリアンだから」「ヴィーガンだから」という主義とは関係なしに、「美味しいから」という理由でもっと気軽に植物性食材を選ぶのもアリだなということ。家庭でも、レストランでも、コンビニでも、気分で服を選ぶように「今日はベジタリアン料理で!」とフレキシブルに選べるようになれば、食べることはもっと楽しくなると思います。

ベジタリアン料理の魅力を発信し続ける、野菜料理家の庄司いずみさん
ベジタリアン料理の魅力を発信し続ける、野菜料理家の庄司いずみさん

そんなことを考えさせてくれた今回の試食会。プラントベースミートやベジタリアン料理に興味をもった方は、ぜひ野菜料理家・庄司いずみさんのオンラインサロン『庄司いずみ ベジタリアン・キュイジーヌ・サロン』をチェックしてみてください。国内外のベジタリアンニュースを魅力たっぷりに配信していますよ!

※記事の情報は2019年4月19時点のものです。

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