“たたくだけで、ヤセル!” お手軽マッサージで脂肪やむくみを解消

5月に宝島社から『DVD BOOK たたいたら、ヤセた。』を刊行した久優子さんが考案した「たたくだけ」マッサージ。なぜ、たたくだけで痩せられるのか?独自のマッサージで2万人以上の体形を変えてきたメソッドについて、実践する際のポイントをお聞きしました。

メインビジュアル:“たたくだけで、ヤセル!” お手軽マッサージで脂肪やむくみを解消

ガンコな脂肪やむくみは“たたいて流す”

――たたくマッサージ方法に注目したきっかけは?

久:古来からマッサージの手技のひとつとして、こぶしや手のひらでたたく手法があり、私のサロンでもマッサージの仕上げなどに取り入れていました。マッサージの基本的な手法として「押す」「ほぐす」などの方法がありますが、コリやむくみがひどい時には、押し流すと痛みを感じることがあります。そのような場合に「たたく」手技を用いると痛みが軽減するだけでなく、むくみを撃退するのにとても効果的だと気づきました。お客様にも好評だったので、それ以来“たたく”手法に注目するようになったんです。特に脚がむくみ、筋肉が張ってパンパンになっている方には、まず、たたく手技でほぐしてからマッサージを行うようにしています。

――たたくマッサージによってどんな効果が期待できるのでしょうか?

久:たたくことによる振動で血液やリンパの流れがよくなり、筋肉や関節も緩めることができます。振動によって体の中で滞っていた老廃物や毒素、疲労物質などが排出されやすくなり、代謝がアップして痩せやすくなります。脂肪が固くなっていたり、老廃物がたまっている状態で運動やエクササイズをしても効果が出にくいので、まずは固くなった脂肪をほぐして痩せやすい状態にしてから始めるのがおすすめです。

ポイントは手の形、こぶしを上手に使ってマッサージ

――たたくマッサージのやり方を教えてください。

『DVD BOOK たたいたら、ヤセた。』(宝島社)より
『DVD BOOK たたいたら、ヤセた。』(宝島社)より

久:たたくマッサージの手のこぶしや手のひらを、たたく場所に合わせて使い分けています。やり方は主に次の3通りがあります。

①握りこぶしの第二関節の部分でたたく
②握りこぶしの小指側の第一関節と第二関節の間でたたく
③手の指を少し丸めた手のひらでたたく

足裏やふくらはぎ、太ももなど、深部までしっかり効かせたいときは①の方法でたたきます。こまかいところをしっかりたたきたい時には②のこぶしの小指側(足首や脚の付け根など)を使ってたたきます。また、太ももの裏側やお尻などの広い範囲に効かせたいときに③の方法を使います。

――どのくらいの力加減でたたくのがいいのでしょうか?

久:力加減は軽くトントンする程度で、たたいた時に気持ちいいなと感じるがちょうどいいと思います。強くたたかなくても振動が深部まで伝わります。効果を出すためにはそれぞれの部位をまんべんなくたたくこと。太ももなら全体をしっかりたたく、腕も指先から腕の付け根(脇)まで、たたくようにしましょう。

――頻度や回数などに決まりはありますか?

久:毎日やっても問題ありません。1日1回なら夜寝る前、時間がある人は朝晩やってもいいと思います。回数に決まりはありませんが、たたいているうちに血行がよくなってくるのでポカポカしてきたらマッサージの効果がでている合図だと思ってください。

――特にたたいて痩せやすい部位はありますか?

久:脚はむくみを感じやすいので、たたくマッサージの効果が出やすいと思います。足裏からトントンたたいて刺激をし、足首からふくらはぎ、太ももと、と全体をたたく方法をおすすめしています。足(くるぶしから下)には小さな骨が28個あるのでまずは足裏をたたき、振動を与えることで骨一つひとつを緩めることができ、とても効果的です。

太ももやお尻が気になる方は、太ももの裏はひざ裏の上からお尻までをこぶしの親指側でしっかりたたきます。セルライトなどができやすい部分なのでたたくことでお肉がやわらかくなり、脂肪も老廃物も流れやすくなります。お尻も同様にこぶしの親指側で全体をたたきます。少し横につき出すようにし、まんべんなくたたたきます。

『DVD BOOK たたいたら、ヤセた。』(宝島社)より
『DVD BOOK たたいたら、ヤセた。』(宝島社)より

たたくマッサージは簡単だから続く

――たたくマッサージを実践した人からのお声は?

久:2017年に出版した『押したら、ヤセた。頑張らなくても1週間で結果が出る!』(宝島社)では「押す」という手法も提案しましたが、「今回はそれよりも簡単だった」というお声をたくさんいただきました。
たたく動作が面白いとお子さんと一緒にやっているという人もいましたね。
もみほぐす動作は力も必要ですし、気持ちいいと感じる前に手が疲れてしまうこともあります。たたくはそれに比べるとラクですし、“ながら”でできるのも魅力だと思います。私も座っている時や移動中なども気づくとたたいています(笑)。習慣にしてしまえば疲れも、老廃物も体に溜めることがなくなると思いますよ。

―――たたくことで美容だけでなく健康にもいい効果があるそうですね。

久:たたくことで血液やリンパの流れがよくなるので代謝がよくなり、免疫力アップにもつながります。また、骨は刺激によって強くなるので適度な衝撃を与えることは効果的だと言われています。毎日たたいているとコリや痛みなど自分の不調を感じやすくなり変化にも気づきやすくなります。道具も必要なく、こぶしひとつでできる美容&健康法なので、ぜひ試してみてください。


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“たたく”と聞いた時には「痛いのでは?」と心配になりましたが、確かにやってみると自然に力を加減しているようで、適度な刺激が心地よくクセになりそうです。特にむくみや冷えが気になるこれからの季節にはそうさそうですね。
 

この方にお聞きしました

久 優子(ひさ ゆうこ)

脚のパーツモデルを経て予防医学健康美協会、日本リンパセラピスト協会、日本痩身医学協会で認定を受け講師としても活躍。様々な経験をもとに美脚づくりや身体のバランスを整える独自のメソッドを考案している。

久 優子さん

 

 

 

2017年に発売した『押したら、やせた。頑張らなくても1週間で結果が出る!』(宝島社)に続き、さらに簡単にできる「たたくマッサージ」を指南。基本の3つの手のかたちでたたくだけで、メリハリボディが目指せます。


※記事の情報は2019年10月1日時点のものです。